← 記事一覧

物理

なぜ片足でも、立っていられるの?

まず、答え

体は、目・耳の奥のセンサー・足の裏の感覚を使って、たえずかたむきを感じ取り、小さく筋肉を動かして、たおれないよう調整しています。だから、片足でも立っていられるのです。

どうして?

立っているとき、体は完全に止まっているわけではなく、細かくゆれながら、バランスをとっています。

体の重さの中心(重心)が、足で支える範囲から外れそうになると、脳がすぐに気づいて、筋肉を動かして戻します。この感じ取る役目を、目・耳の奥の平衡センサー・足の裏がしています。

もう一歩

支える範囲(足のうら)が広いほど、安定します。だから、両足は片足より、足を開くほうが閉じるより、安定します。また、重心が低いほど倒れにくくなります(すもうで腰を落とすのは、このためです)。

目を閉じると、かたむきの情報が減って、ふらつきます(片足立ちで、目を開けたときと閉じたときをくらべると、すぐ分かります)。耳の奥(三半規管耳の奥の、体のかたむきや回転を感じる器官。)の調子がおかしくなると、目が回ってふらつきます。ロボットの二足歩行がむずかしいのも、このバランス調整が、とても高度だからです。人は「倒れそう→戻す」を、ものすごい速さでくり返しています。

へぇ、となる話

じつは、人が立つ・歩くのは、「たおれかけては、立て直す」のくり返しです。歩くとは、前へたおれる力を、足でうまく受け止め続けること。あたりまえの動作が、じつは精密なバランス芸なのです。

身のまわりの同じしくみ

片足立ち、平均台、自転地球が自分でくるくる回ること。昼夜のもと。車、すもう、やじろべえ。どれも、重心と支える範囲のバランスで、たおれずにいられます。

#からだ#スポーツ

力だめしクイズ

片足で立てるのは、なぜ?

やってみよう

片足立ち、目を閉じるとどうなる?

物理

バランスに、目がどれだけ役立っているか感じよう。

ざいりょう

  • 平らな床
  • (そばで支えてもらえる人)

やりかた

  1. 片足で立って、何秒立っていられるか数える
  2. つぎは、目を閉じて片足で立ってみる
  3. 目を開けたときと、どれだけ変わるかくらべる
  4. 足を開いたり、重心を低くすると、安定するかも試す

わかること目・耳の奥・足うらで傾きを感じ、筋肉で細かく直しています。目を閉じると情報が減って、ふらつきます。

あんぜん転ばないよう、そばに支えるものや人を。

このきじは「スポーツのからだコース」の 4/10 最初から読む

まだわからないこと、もっと知りたくなったことはありますか。あなたの「なぜ?」が、つぎの記事のもとになります。

もっと知りたい・聞いてみたい