北海道のけものと、足あと・フィールドサインの見分け方
まず、答え
エゾシカ、キタキツネ、エゾリス、ヒグマなど、北海道には本州にいない動物もいます。すがたが見えなくても、足あと・フン・食べあと・毛などの「サイン」で、いた動物が分かります。
どうして?
多くのけものは警戒心が強く、人の前には出にくいです。でも、雪の上や土に、足あとを残します。
だから、雪の上の足あとをたどると、どんな動物が通ったかが分かります。冬は、雪がサインを見せてくれる、観察の季節でもあるのです。
もう一歩
フィールドサイン(動物のこん跡)には、いろいろあります。足あと(形・大きさ・つめのあと)、フン、食べあと(木の皮をかじる、実の食べかす)、毛や巣。
北海道の動物には、エゾシカ(数が増え、木の皮を食べます)、キタキツネ(細い足あと)、エゾリス・シマリス(木の実を食べ、冬にそなえます)、ヒグマ(大きな足あとやフン)などがいます。会わなくても、サインで「そこにいる」が分かります。これは、生きものがつながって暮らしている証拠でもあります。
★安全がとても大切です。ヒグマに注意してください。山や森では一人で行かない、鈴や声で音を出す、新しいフンや足あとがあるときは引き返す。キタキツネやそのフンにはさわらない、沢の水を生で飲まない(エキノコックスという病気を防ぐため)。動物にえさをやらないこと。
へぇ、となる話
雪の上の足あとを読むと、「キツネがネズミをねらった」「シカが群れで通った」など、その夜の物語が見えてきます。雪は、見えなかった生きものの動きを記録してくれる、大きなノートなのです。
身のまわりの同じしくみ
雪の上の足あと、エゾシカ、キタキツネ、リス、「動物注意」の看板。どれも、けものが近くにいるサインです。