株式会社って、どういうしくみ?
まず、答え
株式会社とは、大きな事業をやるためのお金を、たくさんの人から少しずつ集めるしくみの会社です。お金を出した人は「株」という証(あかし)を受け取り、会社がうまくいくと、その分け前をもらえます。みんなで少しずつ出し合って、大きな価値を生むための工夫です。
どうして?
大きな困りごとを解決しようとすると、たくさんのお金がいります。工場を建てる、機械を買う、人をやとう。これを一人で用意するのは、とてもむずかしい。
そこで、「この事業はよさそうだ」と思う人たちが、少しずつお金を出し合います。出したお金の分だけ「株」を持ち、その人を「株主」といいます。こうしてお金を集めれば、一人では無理だった大きな事業も、始められます。株式会社は、みんなのお金と期待を、一つの事業に集めるしくみなのです。
もう一歩
株主には、いいことと、リスクの両方があります。会社が価値をたくさん生んでもうかると、株主はその分け前(配当)をもらえたり、持っている株のねうちが上がったりします。反対に、会社がうまくいかないと、出したお金がへってしまうこともあります。
だから株主は、「この会社は、世の中の役に立ち続けられるか」をよく考えて、お金を出します。会社のほうも、株主やお客さんの期待にこたえようと、がんばります。ここでも大事なのは、やっぱり「価値」です。人の困りごとを解決し、価値を生み続ける会社に、お金も人も集まります。株式会社は、「良い事業を、みんなで応援して育てる」ための、社会の知恵なのです。
へぇ、となる話
株は、売ったり買ったりできます。その株を売り買いする場所が「株式市場」です。会社が新しい価値を生みそうだと、その株を買いたい人が増えます。株のねだんは、「この会社は、これからどれだけ価値を生みそうか」という、みんなの期待の表れでもあるのです。
身のまわりの同じしくみ
みんなで少しずつお金を出して、大きなプレゼントを買うこと。班でお金を出し合って材料をそろえること。どれも、一人では無理なことを、出し合って実現する、株式会社と似たしくみです。