国によって長さや重さの単位が違うのはなぜ?どんな種類があるの?
まず、答え
昔はそれぞれの国や地域が、自分たちの体や身近なものを基準に単位を決めたからです。今は世界共通の「メートル法」を使う国が多いですが、アメリカなどでは昔ながらの単位も残っています。
どうして?
大昔、長さは「うでの長さ」や「足の大きさ」、重さは「麦つぶ何個ぶん」など、身近なもので測っていました。国ごとに体も習慣も違うので、単位もバラバラになりました。それだと世界で品物を売り買いしたり、いっしょに研究したりするとき不便です。そこで、だれが測っても同じになる「メートル法」が作られ、多くの国が使うようになりました。
もう一歩
主な単位のしくみは三つあります。世界標準のメートル法(メートル・キログラム・リットル)、アメリカなどに残るヤード・ポンド法(フィート・マイル・ポンド)、そして日本に昔あった尺貫法(尺・寸・貫)です。日本では今も、家の畳や柱に尺の名残があり、土地の広さをあらわす「坪」も昔の単位です。メートル法のすごいところは、長さ・重さ・体積が10倍・100倍できれいにつながり、しかも基準を人の体ではなく、光の速さのような変わらない自然の値で決めていることです。だから、いつ・どこで測っても同じ結果になります。単位をそろえることは、データを比べたり計算したりする土台そのものなのです。
へぇ、となる話
単位のちがいが大事故につながったこともあります。あるアメリカの火星探査機は、片方の計算をメートルで、もう片方をヤード・ポンドで進めてしまい、火星にうまく着けませんでした。単位をそろえるのは、それほど大切なことなのです。
身のまわりの同じしくみ
料理の「カップ」や「大さじ」、身長のセンチ、体重のキロ、車の速さのキロメートル毎時。どれも「みんなで同じものさしを使う」おかげで、話が通じ、くらべられます。