静電気は、役に立つこともあるの?
まず、答え
あります。コピー機やプリンター、空気清浄機、車の塗装など、静電気こすれてたまった電気。の力をわざと使っている道具はたくさんあります。
どうして?
静電気は「軽いものを、ねらったところにくっつける力」です。手でさわらずに、粉やちりを思ったところへ運べるので、機械にとってはとても便利です。
コピー機やレーザープリンターは、その代表です。中にある筒に、光を当てて文字や絵の形に静電気の模様を作ります。そこへ「トナー」という黒い粉をふりかけると、静電気のあるところにだけ粉がくっつきます。その粉を紙にうつして、熱でとかしてくっつけると、文字が出てきます。インクを塗っているのではなく、粉を静電気で並べているのです。
もう一歩
車の塗装にも使われています。塗料のつぶに電気を帯びさせ、車体に反対の電気をあたえると、塗料が引きよせられて、まわりこむようにして裏側や角までとどきます。ムラが減り、あたりに飛び散ってむだになる塗料も少なくてすみます。
畑で薬をまくときにも、同じ考え方が使われることがあります。つぶに電気を帯びさせると、葉の裏側にもつきやすくなり、少ない量ですみます。
へぇ、となる話
反対に、静電気がとても危険な場所もあります。ガソリンスタンドや、こなの舞う工場です。小さな火花でも、燃えやすい気体や粉に火がついてしまうことがあります。だから、そういう場所には電気をにがす板や、金属の線で地面につなぐしくみが必ず用意されています。同じ力でも、使う場所しだいで、便利にも危険にもなります。
身のまわりの同じしくみ
ラップが容器のふちにぴたっとつく、プリンターが文字を印刷する、空気清浄機がちりを集める。すべて静電気のはたらきです。