どうして人によって、好きな味がちがうの?
まず、答え
味を感じる力は人それぞれ少し違い、さらに「どんな経験をしてきたか」で好みが作られるからです。生まれつきと育ちの両方が関わっています。
どうして?
舌には味を感じるセンサー(味蕾)があり、その数や感じ方には個人差があります。加えて、小さいころに食べたもの、家族の食卓、その味を食べたときの気持ちが記憶として残り、「好き・きらい」を作ります。だから、同じ食べ物でも人によって感じ方も好みも変わるのです。
もう一歩
味には甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つの基本があります。苦味や酸味は「腐ったもの・毒かもしれないもの」を避けるための警報として、子どもほど強く嫌う傾向があります。大人になると経験でその警戒がゆるみ、コーヒーや山菜の苦味も「おいしい」と感じられるようになります。つまり好みは一生変わり続けます。においや歯ごたえ、食べたときの楽しい記憶も「おいしさ」の大きな部分で、味だけで決まるわけではありません。
へぇ、となる話
鼻をつまむと、りんごとたまねぎの区別がつきにくくなります。「味」だと思っているものの多くは、じつは「におい」が支えているのです。
身のまわりの同じしくみ
苦手だった野菜が大人になって食べられる、家族と同じ料理が好き、旅先の味が思い出とむすびつく。どれも、体と経験が作る好みです。