どうして楽しい時間は、あっという間に過ぎるの?
まず、答え
楽しいことに夢中になっていると、脳が時間のことをあまり気にしないからです。逆に、たいくつなときは時間を何度も気にするので、長く感じます。
どうして?
脳は「今どれくらい時間がたったか」を、まわりのできごとや自分の注意から見積もっています。楽しいときは目の前のことに集中していて、時計や「まだかな」という気持ちに注意が向きません。だから、あとで振り返ったとき「もうこんなに過ぎたの?」と感じるのです。
もう一歩
時間の感じ方は、注意・新しさ・年齢で変わります。新しい経験が多いと、脳が処理する情報が増え、あとで振り返ったときに「長く、濃い時間だった」と感じます。子どものころの一年が長く感じ、大人になると早く感じるのは、日々が「はじめての経験」から「見なれた経験」に変わり、脳が省エネで流すようになるからだと考えられています。時間そのものはいつも同じ速さで進んでいて、変わっているのは私たちの感じ方のほうです。
へぇ、となる話
事故のようなとっさの場面で「時間がゆっくりに感じた」という話があります。強い集中で脳がたくさんの情報を記録するため、あとで思い出すと長く感じるのだと言われています。
身のまわりの同じしくみ
ゲームやおしゃべりはあっという間、待ち時間や退屈な授業は長い。どちらも時計は同じ速さで進んでいて、あなたの注意の向きが感じ方を変えています。