両生類ってどんな動物? どんな生きものがいるの?
まず、答え
子どものときは水の中でえら呼吸をし、大人になると陸で肺と皮ふで呼吸する動物です。カエル、イモリ、サンショウウオが仲間です。
どうして?
両生類の「両」は、水と陸の両方という意味です。おたまじゃくしは水中でえら呼吸をして藻を食べ、足が生えて肺ができると、陸に上がって虫をつかまえるようになります。ひとつの一生で、住む世界が変わります。
大人になっても、水から完全にはなれることはできません。皮ふがいつもしめっていて、そこからも酸素を取り入れているからです。乾いてしまうと呼吸ができなくなるので、水辺やしめった林から遠くへは行けません。
もう一歩
卵にも特ちょうがあります。両生類の卵には、かたい殻がありません。ゼリーのようなものに包まれているだけなので、水の中でないと乾いてしまいます。だから、産卵は池や田んぼ、湿地で行われます。
この「水がないと生きられない」性質のため、両生類は環境の変化にとても弱い仲間です。池が埋められたり、水がよごれたり、気候が変わったりすると、まっさきに姿を消します。世界で数が減っている生きものの代表でもあります。裏を返せば、その土地の水辺が元気かどうかを教えてくれる存在です。
へぇ、となる話
日本はサンショウウオの種類がとても多い国です。オオサンショウウオのように1mをこえるものから、小さな渓流にすむものまで、地域ごとにちがう種がいます。谷ひとつへだてただけで別の種になっていることもあり、その土地の水と地形の歴史が、そのまま姿に残っています。
身のまわりの同じしくみ
春の田んぼのカエルの声、池のおたまじゃくし、雨上がりに出てくるカエル。しめった場所を選んでいるのには、呼吸の理由があります。