なぜ、ふくらし粉を入れるとお菓子がふくらむの?
まず、答え
ふくらし粉(ベーキングパウダー)は、熱や水にふれると、二酸化炭素炭酸のあわや、ものが燃えて出る気体。というガスのあわを出します。そのあわが生地の中でふくらんで、ふんわりしたお菓子になります。
どうして?
パンケーキやカップケーキの生地に、ふくらし粉を混ぜて焼くと、中から小さなあわがたくさん出てきます。
そのあわが生地をおし広げ、まわりが焼けて固まると、あなのあいた、ふんわりした形になります。あわがふくらんだあとが、そのまま形になって残るのです。
もう一歩
ふくらし粉には、重そう(重炭酸ナトリウム)と、それを助ける酸の粉が入っています。水と熱がそろうと、この2つが反応して、二酸化ものが酸素とむすびつく変化。さび・カイロも仲間。炭素のあわを出します。これは化学の反応です。
パンをふくらませる酵母(イースト)は、生きた菌が糖を食べてガスを出します(これは発酵微生物が食べ物を、人に役立つように変えること。です)。それに対してふくらし粉は、化学の反応でガスを出すので、すぐにふくらみます。同じ「ふくらむ」でも、しくみがちがうのです。炭酸飲料のシュワシュワも、同じ二酸化炭素のあわです。なお、ふくらし粉は入れすぎると苦くなったり、ふくらみすぎてしぼんだりするので、量が大事です。
へぇ、となる話
昔の人は、卵を長い時間あわ立てて空気を入れたり、酵母を使ったりして、生地をふくらませていました。ふくらし粉のおかげで、今ではだれでも手軽に、ふんわりしたお菓子を作れるようになったのです。
身のまわりの同じしくみ
パンケーキ、カップケーキ、蒸しパン、クッキー、どら焼き。ふんわりしたお菓子の多くが、ガスのあわでふくらんでいます。