くりかえすと、なぜ体が自然に動けるようになるの?
まず、答え
同じ動きをくりかえし練習すると、脳と体をつなぐ道すじができて、考えなくても自然に動けるようになります。自転地球が自分でくるくる回ること。昼夜のもと。車や泳ぎ、楽器を体で覚えられるのは、このためです。
どうして?
はじめは、一つ一つの動きを頭で考えながらやるので、ぎこちなくなります。
でも、くりかえすうちに、脳の中で「その動きの回路」が強くなり、体がスムーズに動くようになります。何度もやった動きは、考えなくても、手や足が勝手に動くようになるのです。
もう一歩
これは、脳の神経のつながりが、くりかえしによって強くなるからです。よく使う回路ほど、太く・速くなります。
だから練習は、「ただ回数をこなす」よりも、正しいやり方でくりかえすことが大切です(まちがった形で覚えると、それがしみついてしまいます)。少しずつ難しくしながら、うまくいかない所を直してくりかえす。これは「予想して、たしかめて、よくする」そのものです。うまくなってくると、考えずにできる部分が増え、次のことに集中できます。そして、一度体で覚えたことは、しばらくやらなくても、けっこう残っています(何年ぶりでも、自転車に乗れるのがその証拠です)。
へぇ、となる話
プロの選手や演奏家も、みんな「考えなくてもできる」ようになるまで、同じことを何千回もくりかえしています。天才に見える動きの正体は、じつは、気の遠くなるようなくりかえしなのです。体で覚えるとは、脳に道を作ること。
身のまわりの同じしくみ
自転車、泳ぎ、楽器、なわとび、けん玉、字を書くこと。どれも、くりかえして体で覚えたことです。