昔は「大陸は動かない」と思われていた?
まず、答え
昔の人は、大陸(大きな陸地)は、ずっと同じ場所にあって動かないと考えました。今では、大陸はとてもゆっくりと動いているとわかっています。
どうして?
大陸が動くところなんて、だれも見たことがありません。動きがあまりにゆっくりで、人の一生ではとても気づけないからです。だから「動かない」と考えるのは、ごく自然なことでした。
もう一歩
約100年前、ウェゲナーという人が、おもしろいことに気づきました。海をはさんだ大陸のふちの形が、パズルのようにぴったり合うのです。しかも、遠くはなれた大陸から、同じ生きものの化石大昔の生きものやその跡が、うもれて残ったもの。が見つかりました。そこから彼は「昔、大陸はひとつにくっついていて、その後わかれて動いたのでは?」と考えました。とてもよい推論でしたが、当時は「そんなに大きな陸を動かす力は説明できない」として、なかなか受け入れられませんでした。その後、海の底を調べる技術が進み、「地球の表面は大きな板(プレート地球の表面をおおう、少しずつ動く巨大な岩の板。)に分かれて動いている」という仕組みが見つかって、ようやく確かめられたのです。正しい考えでも、証拠と仕組みがそろうまで、時間がかかることがあります。だからこそ、証拠を集めて確かめ続けることが大切なのです。
へぇ、となる話
大陸は今も、つめがのびるくらいのゆっくりさで動いています。何億年もたつと、世界地図の形は今とはまったくちがうものになります。
身のまわりの同じしくみ
地震や火山、高い山ができるのも、このプレートの動きが関わっています。ゆっくりすぎて見えない動きが、大きなできごとを生んでいるのです。