北海道で季節に見られる、野の花と見分け方
まず、答え
春は雪どけの小さな花(エゾエンゴサク・カタクリ・フクジュソウ)、夏はあざやかな花(ハマナス・エゾスカシユリ)、秋は実りと最後の花。花の色・形・咲く時期・咲く場所で、見分けられます。
どうして?
花は、虫が動く暖かい時期に咲いて、受粉を手伝ってもらいます。
北海道は春が短いので、雪どけとともに一気に咲く「春の花」があります(木の葉がしげる前の、明るい林の床で咲きます)。だから季節ごとに、咲く花の顔ぶれが、大きく変わるのです。
もう一歩
季節の代表を見てみましょう。春:フクジュソウ(黄)、エゾエンゴサク(青むらさき)、カタクリ(うすむらさきで、うつむいて咲く)、水芭蕉(白く見える部分は葉、湿地に咲く)。夏:ハマナス(濃いピンク、海岸)、エゾスカシユリ(オレンジ)。秋:エゾリンドウ、ススキ。
見分けは、色・花びらの形や数・咲く時期・咲く場所(湿地・海岸・林・草原)で。同じ場所でも、時期によって主役の花が変わります。数の少ない花や、とってはいけない花もあるので、見て・撮って楽しみましょう。知らない植物は、口に入れないこと(毒のあるものがあります)。
へぇ、となる話
春の林で咲く小さな花たちは、木の葉がしげって暗くなる前の、わずかな明るい時期にだけ咲きます。そのため「春の妖精(スプリング・エフェメラル)」とよばれます。短い春を、いそいで生きる花なのです。
身のまわりの同じしくみ
雪どけの花、道ばたの花、海岸のハマナス、湿地の水芭蕉。どれも、季節を知らせる野の花です。