インスタントラーメンは、どうやって生まれたの?
まず、答え
お湯を注ぐだけで食べられるインスタントラーメンは、「みんながいつでも、手軽においしい食事を」という願いから、たくさんの試行錯誤の末に生まれました。作ったのは、日本の安藤百福(あんどう ももふく)です。
どうして?
食べ物にこまる人が多かった時代、彼は「お湯さえあれば、すぐ食べられて、日もちする麺を作りたい」と考えました。困りごとを、「どうすれば、めんを長もちさせて、すぐもどせるか」という、はっきりした問いに変えたのです。
もう一歩
大きなかべは、「めんをどうやって乾かし、お湯で元にもどすか」でした。ヒントは、家庭の台所にありました。天ぷらを揚げるのを見て、「油で揚げれば、めんの水分がとんで、たくさんの小さなあながあく。そこにお湯が入れば、すぐもどるのでは?」とひらめいたのです。でも、ひらめきだけでは足りません。あぶらの温度、めんの太さ、味つけと、数えきれない試作をくり返し、ようやく完成させました。60歳近くになってからの挑戦だった、というのもおどろきです。困りごと・観察・ひらめき・あきらめない試行。発明の歩みが、すべてつまっています。ちなみに彼は、その後、宇宙でも食べられるラーメンまで作りました。
へぇ、となる話
インスタントラーメンは、今では世界中で、1年に1000億食も食べられているといわれます。台所のひらめきから、地球規模の食べ物が生まれたのです。
身のまわりの同じしくみ
カップめん、インスタント食品。「お湯ですぐ」の便利さは、乾かしてもどす、というひと工夫から生まれました。