なぜ場所によって、ひろえる石がちがうの?
まず、答え
どんな石がひろえるかは、その土地や、その川の上流の地質(地面の下にある岩の種類)で決まります。火山の近く、古い山、むかし海だった土地では、出てくる石がちがいます。
どうして?
河原の石は、上流の山からけずれて、川に運ばれてきたものです。だから、上流にどんな岩があるかで、ひろえる石が決まります。
上流に火山があれば、火成岩(玄武岩など)が多くなります。むかし海の底だった土地なら、貝が積もってできた石灰岩が。砂やどろが積もった土地なら、砂岩が流れてきます。石狩川なら、上流の山々のいろんな岩が集まって、河原に混ざるのです。
もう一歩
日本は火山が多く、地域ごとに地質がまるでちがいます。北海道の中でも、火山の多い地帯、むかし海底だった地層の地帯、大地がぶつかってできた地帯があり、それぞれ出る石が変わります。
その土地の下にどんな岩があるかは、地質図という色分けの地図で分かります。だから「この河原ではこの石が多いはず」と予想できます。逆に、その川ではめずらしい石が混じっていたら、上流に意外な地質がかくれているサインです。宝石や鉱石のとれる場所が、地域ごとに決まっているのも、この地質のちがいのためです。
へぇ、となる話
同じ「河原の石ひろい」でも、川がちがえば、主役になる石がガラッと変わります。旅先の河原で石をひろうことは、その土地の地面の歴史を、ひとつポケットに入れて持ち帰るようなものなのです。
身のまわりの同じしくみ
地域で名高い石材(みかげ石の産地)、火山と温泉、砂鉄がとれる海岸、宝石の産地。どれも、その土地の地質が決めています。