朝、森や谷から湯気(霧)が立つと、晴れるってほんと?
まず、答え
よく晴れた朝、森や谷、川から白い湯気のような霧が立つのは、その日が晴れになるサインのことが多いです。昔から「朝霧は晴れ」と言われてきました。
どうして?
雲のない夜は、地面の熱が空へどんどんにげて、明け方に地面や水面がとても冷えます(放射冷却夜、地面が熱を空へ放して冷えること。)。すると、空気中の水蒸気が冷やされて、小さな水のつぶ、つまり霧になります。この「よく冷える夜」は、空に雲がなく、晴れているからこそ起きること。だから、朝に霧が出ている=夜は晴れていた=その日も晴れやすい、というわけです。森や川の上で湯気のように見えるのは、あたたかく湿った所の空気が冷えて霧になるためです。
もう一歩
天気は「気圧空気の重さがものを押す力。」と深く関わっています。晴れをもたらす高気圧におおわれると、風が弱く、空がすんで、夜によく冷えます。その結果が朝霧です。だから朝霧は、いわば「高気圧が来ているしるし」。ただし、いつでも100%当たるわけではありません。近づく低気圧の前に霧が出ることもあります。だからこそ、「霧が出た → たぶん晴れ」と予想を立て、実際の空や天気予報でたしかめ、当たったか外れたかを覚えておく。これをくり返すと、自分の住む土地の天気を、だんだん読めるようになります。
へぇ、となる話
こうして自然のようすから天気を読むことを「観天望気(かんてんぼうき)」といいます。気象衛星のなかった時代、人々は空や霧、生きものをよく見て、天気を予想してきました。
身のまわりの同じしくみ
山あいの町や川の近くでは、朝霧がよく見られます。霧が出た朝の空を見上げて、その日の天気を予想してみてください。