昔の人の「天気のことわざ」は、なぜ当たるの?どこまで信じていい?
まず、答え
「夕焼けは晴れ」「ツバメが低いと雨」などの天気のことわざは、昔の人が長い年月をかけて自然を観察し、「こういうときは、こうなりやすい」とまとめた、経験からの知恵です。多くはちゃんと当たりますが、100%ではありません。
どうして?
気象衛星も天気予報もなかった時代、人々は毎日、空や風、生きものをよく見て、天気とのつながりを覚えていきました。「あのサインの次は雨だった」を何度もくり返すうちに、当たりやすいパターンが、ことわざとして残ったのです。つまりことわざは、たくさんの観察から立てられた「予想のルール」なのです。
もう一歩
天気のことわざは、じつは科学のやり方とそっくりです。まず、たくさん観察して、次に「このサイン → この天気」という予想(仮説)を立て、当たり外れをたしかめ、よく当たるものを残す。これは、推論して、検証して、改善するというくり返し、そのものです。だから、根拠のあることわざはよく当たります。ただし、当時わからなかったことや、土地によって合わないこともあります。今は、その上に気象衛星やたくさんのデータが加わって、天気予報の精度がぐんと上がりました。昔の知恵をばかにせず、でもうのみにもせず、自分でもたしかめてみる。それが、天気とかしこくつきあうコツです。
へぇ、となる話
自然のようすから天気を読むことを「観天望気(かんてんぼうき)」といいます。世界中に、その土地ならではの天気のことわざが、たくさん残っています。
身のまわりの同じしくみ
あなたの町にも、おじいちゃんおばあちゃんが知っている天気のことわざが、あるかもしれません。聞いて、自分でもたしかめてみると、面白い研究になります。