木は、なにに使われているの?(適材適所)
まず、答え
木は、家・家具・道具・楽器・紙・燃料など、たくさんのものに使われています。木の性質に合わせて、用途ごとに向いた木を選びます。これを適材適所といいます。
どうして?
まっすぐでやわらかく、加工しやすい針葉樹(スギ・ヒノキ)は、家の柱に向いています。かたくて丈夫な広葉樹(ケヤキ・ナラ)は、家具や道具に向きます。
よく音が響く木は楽器に、木をほぐした繊維からは紙が作られ、燃やせばまきや炭になります。ひとつの「木」が、使い方しだいで、いろいろなものに変わります。
もう一歩
適材適所とは、木の性質(かたさ・木目・香り・水への強さ・音の響き)を見きわめて、使い分ける知恵です。
水に強いヒノキやヒバは、おふろやまな板、船に。香りのよい木は、箱や建具に。ねばりのある木は、曲げて曲げわっぱや道具の柄に使われます。
そして木は、鉄やプラスチックとちがい、植えればまた育つ資源(再生可能)で、育つあいだに二酸化炭素炭酸のあわや、ものが燃えて出る気体。をためこみます。切って使い、また植えて育てる、という循環(間伐や植林)が、森と暮らしの両方を守ります。木を上手に使うことは、森を生かすことにもつながっているのです。
へぇ、となる話
1本の木も、幹は建物の材料に、枝は道具や燃料に、樹皮は染めや繊維に、実は食べものに、と、昔から余すところなく使われてきました。木は、まるごと暮らしを支える素材なのです。
身のまわりの同じしくみ
木の家、家具、はしや食器、鉛筆、紙、楽器、まな板、まき。あなたのまわりにも、適材適所で選ばれた木が、たくさんあります。