課題は、どうやって解決するの?
まず、答え
課題を解決するときは、いきなり正しい答えを当てにいきません。小さく分けて、原因をさぐり、アイデアをたくさん出して、小さく試して直す。この順番でやると、むずかしそうな課題も、少しずつ動きます。
どうして?
大きなままの課題は、どこから手をつければいいかわからず、動けなくなります。だから、まず小さく分けます。「部屋をきれいにする」は大きすぎますが、「つくえの上だけ」なら、今日できます。
そして、はじめの考えが当たるとはかぎりません。一発で完成させようとせず、小さく試して、結果を見て、直す。うまくいかなくても、原因がひとつわかったのですから、前に進んでいます。
「分ける」と「試して直す」は、それだけで一つの道具になるくらい、大きな考え方です。ここでは、その道具を、どういう順番で使うかを見ていきます。
もう一歩
進め方を、五つの段に分けてみます。
- 課題を書く。「だれの、何を、どうしたいか」を一文にします。
- 小さく分ける。今日できる大きさになるまで、切っていきます。
- 原因をさぐる。「なぜ」をくり返します。原因は、ひとつとはかぎりません。
- アイデアを出す。ここでは数を出すことだけを考えます。
- 小さく試して、直す。
四つめには、大切なコツがあります。「広げる時間」と「選ぶ時間」を、混ぜないことです。出しながら「それはむり」と言っていると、アイデアは出てこなくなります。まず、思いついたものを全部書く。それから、効きめが大きいか、すぐできるか、自分でできるかで選ぶ。この順番を守るだけで、出てくるアイデアの数が変わります。
へぇ、となる話
行きづまったときの、おもしろい方法があります。「どうすれば、いちばんひどくできるか」を考えるのです。朝の準備をいちばん遅くする方法は、持ち物をばらばらに置き、前の日に何も決めないこと。それがわかったら、あとは反対をやればいい。うまくいく方法より、失敗する方法のほうが、思いつきやすいのです。
身のまわりの同じしくみ
忘れ物を減らす、けんかを仲直りする、練習でうまくなる。どれも、小さく分けて、原因をさぐって、試して直す、という同じ道すじです。うまくいっている人は、この行き来を、人よりたくさんくり返しています。