自分の良さは、どうやって見つけるの?
まず、答え
自分の良さは、自分の中だけをのぞいても、なかなか見つかりません。だれかとの間や、やってみたことの中に出てきます。だから、外に出して、人に聞いて、書きためる。これがいちばん近道です。
どうして?
得意なことほど、自分にとっては「ふつう」に感じます。楽にできてしまうので、すごいことだと気づけないのです。反対に、苦手なことは引っかかるので、よく覚えています。だから、自分だけで考えると、苦手のリストばかりが長くなります。
でも、まわりの人から見ると、ちがって見えています。「あの子にたのむと、すぐ気づいてくれる」「あの子がいると、場がやわらかくなる」。自分では気づかない良さが、人の目には映っている。だから、人の目を借りるのです。
もう一歩
集め方を、四つ紹介します。
ひとつめ。「ありがとう」を集める。言われたら、その場でメモします。何をしたときに言われたかが、大事な手がかりです。
ふたつめ。よくたのまれることを書く。たのまれるのは、まわりがあなたを頼れると思っているからです。
みっつめ。時間を忘れたことを書く。夢中になれることは、続けられることです。
よっつめ。三人に聞く。「わたし(ぼく)って、どんなときに役に立ってる?」。近い人だけでなく、少しちがう関係の人にも聞くと、見え方の幅が出ます。
書きためたら、ならべて共通点をさがします。その共通点が、良さのたねです。ひとつ気をつけたいのは、良さは、人より上か下かで決まるものではないということ。一番でなくても、その場で役に立てば、それは立派な良さです。
へぇ、となる話
短所と言われるものと、長所と言われるものは、じつは同じ性質の裏表であることがよくあります。おそいは、ていねい。しつこいは、あきらめない。おとなしいは、よく見ている。言葉を言いかえると、同じ性質が、まったくちがう顔を見せます。まず言いかえてみる、というのは、自分にも人にも使える方法です。
身のまわりの同じしくみ
そうじで、みんなが見のがす角に気づく人。しずかに手伝う人。空気をやわらかくする人。だれかの良さは、いつも小さな場面に出ています。それは、あなたの良さも同じです。